今回は「自分の市場価値を知りたい」という内容について解説します。あなたは「自分の事をしっかり客観的に見る」ことが出来ていますか？出来てないとした場合、一体どうすれば良いのか？分からないようでしたら、１つずつ順番に確認して行きましょう。この記事を最後まで読んで頂ければ、自分の事を知る大切さと市場価値を高めるのにはどうしたら良いのか？が分かると思います。では順番に解説していきます。
目次
市場価値を意識する必要性について
多くの人が抱えている悩みとして「自分の市場価値」が分からない、というのがあるのでは無いでしょうか。自分は今の会社で正当な評価をされているのだろうか？と不安な気持ちを持っておられるかと思います。先ずは「市場価値が高い」とはどういう事なのか？を知る事から始めてみましょう。以下順番に解説してみます。
市場価値の基本。需要と供給のバランスが重要。
経済の世界と同じで、世の中は「需要」と「供給」によって成り立っています。人材についても同様で、企業の求める人材（需要）と、職を求めている人材（供給）のバランスによって、その市場価値が決まってきます。いくら優秀な人材であっても、それを求めている職場がなければ結果的に「需要が無い」ということになります。もちろん時代やトレンドによっても変化していきますので、今のトレンドにあった人材である事が高い市場価値となる事になります。今の時代だと情報系の仕事が多く感じますので、IT系のスキルがあると有利かと感じます。
市場価値が高い人材と保持しているスキルについて
市場価値としてどのようなスキルが重要なのか、要点を抑えておくのは大事です。職種や分野によって、それぞれ求められる内容が変わってきます。いずれの職種、業種でもある程度共通した内容がありますので、以下の３つについて注目してみましょう。
１ 仮説を立てて物事を分析出来る能力
仕事で困難に立ち向かう時、どうしても手がかりが無く、動き出せないケースが多いですが、そういう時に「仮説を立てる」という手段が取れるかどうか？で進捗に差が出ることが多いです。頭の良い人というか、器用な人はその辺が上手で、先ずはとっかかりを見つけて作業していきますね。
２ 解決に向けた構想力
困難な課題を解決する際に、どういう道筋で解決に向かっていくか？という全体の構想があるかどうかも大事です。それが出来ないと無駄に時間を消費してしまう上に結果的に成果を出せず迷宮入りしてしまう危険性があります。向かうべき方向を向けるか？という能力になります。
３ チーム全体を取りまとめる能力
チームで課題に取り組む場合、全員で同じことをやっても意味がないので、それぞれ役割を分担する事になりますが、適材適所で作業を適切に振り分けられるかどうか？も重要です。全体を俯瞰する事と、各人の個性や特徴を見抜いて、正しい役割分担が出来ればベストです。なかなか難しいところでもありますね。
自分の市場価値を知る為に転職活動を始めてみよう
自分の市場価値を知る為には転職活動を始めてしまうのが一番おすすめです。具体的な職種や分野で自分の市場価値はどうなのか？は一般的な指標では測れない事が多いので、自分の目指す場所での市場価値は具体的な活動をする中で見えてきます。
転職活動によって自身のスキルとか経験を客観的な評価として確認出来る
前述したように、市場価値の確認には具体的な転職活動をしてみるのが一番良いです。転職活動をしていく中で求められるスキルだったり経験が分かりますし、転職エージェントとのやり取りの中で自分にそのスキルや経験があるのか？が確認出来ます。結果として自分のスキルや経験を高く評価してくれる企業があれば市場価値が高いという事になりますし、逆なら結果もそういうことってなります。逆だった場合は自身を見つめ直して次に活かして行けば良いかと思います。（前向きに行きましょう！）
転職サイトの年収査定などを使ってみる
転職サイトで年収査定などをしてくれるところがありますので、そういうのを利用してみるのも良いです。客観的な指標にもなりますので、モヤモヤしている事がスッキリするかもしれません。
焦らず現在出来る中で市場価値を高めていこう
少しずつでも前に進む為の具体的な手段について以下解説してみます。
主体的に行動する事を心がける、そして成果を上げる
小さな個別の世界でのみ通用する仕事のやり方では市場価値は高められません。いろんなシチュエーションに対応する為には柔軟な思考や手段という様々な引き出しが必要です。実際に行動して結果を精査する事でご自身の経験値を高め、重要なのは自分が主体的に動く事です。自分が立てたプランで行動した結果は自分の経験値として蓄積されていきます。いかに工夫して立ち向かったか？そこに主体性があるかどうかはとても大事です。
個人ではなくチームプレイを意識しよう
なんでも自分で抱え込んでしまう仕事のやり方はあまり評価されません。なんでも他人に丸投げは良くないのはもちろんですが、逆に自分がやるよりも誰かに任せた方が効率が良い内容を自分で無理にこなそうとするのは結果的にチームとしては不正解な手段であることは明白です。チーム全体としてどうするのがベストなのか？を適切に判断出来る能力はとても評価されます。
仕事をこなす戦術を身につけよう
今まで解説してきたように、これからの仕事の戦術として「仕事をこなす」という観点はとても重要です。個人プレーには限界がありますし、大概個人で頑張った成果というのは効率があまり良くないケースが多いです。企業としてはチーム全体で良い成果が出せれば良いわけで、それを実行出来る人材というのはとても重宝されます。需要と供給というワードは最初の方で出てきましたが、実際求められている事が市場価値を左右してきます。逆に考えたら、個人プレーの能力には限界がありますが、チームプレイのマネジメント能力であれば可能性は広がっていきます。（頑張りようがある、という意味です）
客観的にふかんする事が重要 他人から見た自分（市場価値）を知るメリット
先ず自分を知るということは、要するに「他人から見た自分を知る事」になります。つまりは、自分の事を客観的に見る事が必要になります。俯瞰するというと難しそうですが、自己紹介の時に使う方法でやってみましょう。先ずは自分の長所と短所を５つぐらい挙げてみましょう。それって、他人から見たらどう思うでしょうか？実は、自分で長所短所だと思っていた部分が意外とそうでもなかったりしませんか。傾向的に自分の評価は低く見積もりがちです。日本人らしい傾向なのかなと思います。逆に自分では長所だと思っていたけど、実はそれほどでも、という点もあるでしょうし、短所だと思っていたけども、他人から見たら別に短所と言うほどでもない点もあるでしょう。
結局市場価値を判断するのは相手｜相手の目線で物事を見る
自分のことを俯瞰して評価出来たなら、それで自ずと答えが見えてきます。それが出来ていない人は、もう少し時間をかけて、自己分析を行って下さい。相手の目線で物事を見るというのは、とても難しい事です。かなり意識してみないと、どうしても自分目線になってしまいます。目線を変えるというのは結構難しい事ですが、まずは一度やってみて下さい。
転職において市場価値の高い人材に思われているか
要するに所詮人は見た目が大事
よく「人間見た目より中身」だって言われますが、実際はそうでもない事が多いです。身だしなみが整っていない人は、行いもだらしなくしていそう、そう思われます。要するに所詮人は見た目が大事、なんですね。実際のところ、人の内面なんて親密に付き合っていかないと見えてきませんから、仕事で付き合う人に、そこまでの関係になんかなりませんしね。つまりのところ、見た目は思っている以上に大切だってことです。これは自分自身の脳への働きにも影響してきます。ちゃんとした身なりをした自分を鏡で見た時に、自分はこういう姿なんだ・・と、自分の脳が認識します。他人が自分を見た時も同じですね。いわゆる第一印象というやつです。
井の中の蛙にならない｜市場価値を高めよう
井の中の蛙大海を知らずという言葉がありますが、人間どうしても同じ環境に留まることを選択してしまいます。それではせっかくのチャンスも掴めなくなります。
外の世界を知る
もし、仮にチャンスが無くても、外の世界を知るということはとても大事です。知るのと知らないのでは、選択肢も変わりますし、チャンスの幅も大きく変わってきます。経験値が大切と言われますので、引き出しを増やす為にも自分の殻を破って一歩踏み出すのが重要です。
適正な報酬を得る為の第一歩 保有スキルに見合うだけの報酬
こうして自分の事を先ずは知る事から始めると、自分の価値が見えてきます。果たして自分は今、それに見合うだけの報酬を得られているだろうか？こうい疑問が浮かんでくると思います。今いる位置をしっかり知ることで、次に踏み出す一歩が決まってきます。正しい判断をして、方向性を間違えないように、着実な一歩を踏み出しましょう。
ポータブルスキルを鍛えるのがおすすめ
市場価値を高める１つの手段としてポータブルスキルを鍛える、と言う方法があります。こちらの記事で詳しく解説していますので参考になるかと思います。
ポータブルスキルとは？鍛え方をチェック！
まとめ
今回のまとめです。
・自分の事を客観的に見る事が必要
→自分の長所と短所を５つぐらい挙げてみよう
・相手の目線で物事を見る
→立場を変えて考えてみましょう
・見た目も大事
→単純に一度鏡の前に立ってみましょう
・外の世界に触れてみる
→実際に社外の人と交流してみるのも良いでしょう
今はSNSとか色々手段はあります
次の記事では時代の背景などにも触れていきたいと思います。今回もお読み下さり、ありがというございました。
